2025年。
万博。団塊の世代の大半が75歳をお迎えになる年。
2020年。
東京オリンピック。中国でも労働力人口の減少が始まる年。
2019年。
選挙。消費税率が上がる年。
大きな変化が待ち構える時代ですが、
地域経済の根幹である「雇用」を支えているのは地域の中小企業であることは変わることのない事実です。
そんな奈良県の若手(20代から40代)経営者向けに、
海外との
違いを知り、
接点を構築するための海外ツアーを開催しました。
特に海外進出を支援したいわけではありません。
「教育」「介護」「経済(金融)」という大局的な視点から
・海外との違いを知り、
・人脈をつくり、
・日本へ持ち帰って頂きたい。
そんな思いで企画したシンガポールツアー。
2年ぶりとなる今回は5名の経営者にご参加いただきました。
単なる視察ではなく、出会いと体験をテーマにしました。
学校を訪れ教育環境を知り、
シンガポールすげ~。で終わることのないように、
シンガポールから奈良が学べることを考え
異国の会計事務所とも話し合い、
地元経営者の朝会にもお邪魔してナマの情報を得、
シンガポール国内で20店舗以上もの飲食店を展開する経営者とも楽しく会食。
その他、資産運用やレンタルオフィス、市場調査会社の訪問と盛りだくさん。
「海外」といってすぐに思い浮かべるのは海外進出ですが、
中小企業にとってまずは
「輸出」を考えるべきだと思います。
モノの輸出ではなく「価値の輸出」。
例えば
「カーシャンプー」ではなく、
「高級車をきれいに洗車する技術」といったイメージ。
こうやって一度足を運んで作った絆は、
通信手段の発達した昨今はずっと活きてきます。
シンガポールすげ~、で終わる視察ではなく、
「で、奈良の企業はどうするの?」
という視点をもって行動する。
その行動をASPOのネットワークで支援していきます。
地方の中小企業にこそ海外活用の機会を。信頼できる情報を。
地方にこそ、そこにしかない価値があります。
まだまだ「海外´出会いと体験´ツアー」を企画していきます。